HISTORY 沿革
axona AICHI はこれまでに、世界初の機能や後にスタンダードとなるデザインなど、時代をリードし、今では広く一般に普及した製品の開発を行ってきました。教育・公共家具の分野で時代を築いた革新の「ものづくり」の歴史を紹介します。
1939年
12月
資本金19万5千円をもって株式会社鶴見製作所創立。
1945年
10月
社名を愛知木工株式会社に改称。
1946年
進駐軍向け家具の製造が本格化。1951年頃まで続く。
1949年
映画ブームに合わせ、劇場用連結椅子の開発に着手。
1955年
11月
経営の合理化と技術の向上を認められ、模範工場として中小企業庁長官より表彰を受ける。
1959年
10月
商号を愛知木工株式会社から愛知株式会社に改称。
1960年
鋼製イス等の生産を開始。
1961年
4月
春日井工場が完成し、この年から本格稼働。
1962年
9月
教育関係に対する功で、褒章条例により表彰(FC-1200等学校イスの普及による教育関係への貢献)。
1963年
現代の折りたたみイスのルーツ
FC-1200
堅牢で無駄のないループ型構造、人間工学を取り入れたダブルカーブの背もたれ、カラフルな張地など、それまでの折りたたみイスのイメージを一新。新時代の折りたたみイスの礎として、現在もそのスタイルをとどめています。
1964年
折りたたみ椅子で年間販売数日本一を獲得。
3月
「FC-1200」が当社初のグッドデザイン認定。
1967年
鋼製学校机・イスのスタンダード
SC-3400
見覚えのあるその姿は、木製品に替わり主流となった鋼製学校机・イスの普及を担ったスタンダードモデル。1968年には学校机・イスとして全国で初のJIS表示許可工場に指定されました。
1968年
3月
全国第一号として日本工業規格JIS(学校机・イス)の表示許可工場の指定を受ける。
1976年
世界初キャスター付フラッピングテーブル
CTシリーズ
天板を回転させて収納する世界初のテーブル。キャスター付も新しく、移動や収納といった時代のニーズに応えた多目的テーブルのパイオニア。市場の声を開発に反映し、使い勝手が追求されています。
1977年
世界初ステンレスパイプ製スタッキングチェア
AISTACK(アイスタック)
世界で初めて13φという細身のステンレスパイプをフレームに採用。独自の加工技術が繊細なフォルムと高いスタッキング性能を実現しました。軽量かつ丈夫、優れた座り心地は、多目的スペースのベーシックチェアの理想形を現しています。
1978年
4月
前社長の島本準一が「勲五等瑞宝章」を受賞。
1980年
8月
建設大臣より建設業許可を受ける。
1984年
10月
島本準一が会長に、島本迪彦が社長に就任。
1986年
折りたたみイスの常識を変える
MILO(ミロ)
世界初の垂直フルスタッキングが可能なウレタン樹脂フォールディングチェア。台車に50脚積載可能なスタッキング性能は、様々なシーンで優れた機動力を発揮。折りたたみイスの常識を変えたソフトな座り心地と、デザイン性の高いフォルムは多くの愛用者を生んでいます。
1987年
3月
世界初の垂直フルスタッキングが可能なフォールディングチェア「MILO」発売。
4月
世界初のシンクロトップ機構
CTN
天板の回転に連動してキャスターが上下する「シンクロトップ機構」を世界で初めて開発。使用時はキャスターが上昇しテーブルはしっかり固定され、天板をたたむとキャスターが接地して可動できる画期的な機構。抜群の安定感と機動性により、使い勝手が追求されています。
1988年
3月
日本初のホール客席イスのデザインコンペに当選
ATS-2250
日本で初めて行われたホール客席イスのデザインコンペで金賞を受賞し、名古屋国際会議場に採用されたホール用シート。背もたれを倒すことにより前列のイスがテーブルになる画期的な機構。世界デザイン会議など多くの国際会議で活躍しています。
1989年
6〜11月
創立50周年を迎え、記念フォーラム・パーティーを名古屋で、新製品発表会を東京・名古屋・大阪にて開催。
1990年
7月
ヨーロッパ等の一流家具を集めた展示発表会を東京・名古屋・大阪にて開催。
1991年
1月
名古屋に新本社屋完成。
1992年
9月
「axona AICHI(アクソナ・アイチ)」を正式にブランド名とする。
1993年
7月
春日井工場に「テクノセンター」完成。
1995年
6月
伸縮式移動観覧席「テレスコープスタンド」が、建設基準法第38条の規定と同等以上のものであると、建設大臣に認定される。
1998年
1月
環境保全の取り組みの一環で環境保全適合商品の社内基準を設定。
世界初メッシュスタッキングチェア
TECS(テクス)
世界で初めてメッシュを使用したスタッキングチェア。国際特許製法によるメッシュとフレームの一体成型や、メッシュサスペンションとトーションバーによる自然な座り心地など、様々なテクノロジーを融合したスタッキングチェアの進化形。強靭な耐久性や45脚スタックできる超スタッキング性を兼ね備えています。
1999年
10月
新素材メッシュとテクノロジーの融合から生まれた「テクス」がグッドデザイン中小企業庁長官特別賞を受賞。
2000年
6月
春日井工場が国際品質保証規格ISO9001認定取得。
(スタッキングいす、天板回転式収納テーブルの設計、開発、製造)
2001年
4月
春日井工場が環境マネジメントシステムISO14001認定取得。
2006年
4月
アメリカ、ヨーロッパで「テクス」が「Daylight」名で発売。
2007年
11月
東京国際家具見本市「sozo_comm」に出展。「ルッシュ」、「テクス」、「ミロ」が最終選考通過。
2008年
2月
ドイツ・フランクフルトで開催の国際消費財専門見本市「アンビエンテ」に出展。
「sozo_comm」に「ルッシュ」、「テクス」、「ミロ」を展示。
平成19年度愛知ブランド企業に認定される。
2009年
7月
春日井テクノセンターに「デザインギャラリー」を開設。デザインギャラリー内に「VOC測定室」を設置。
9月
「デイライト」の輸出用梱包が日本パッケージコンテストで最高位のジャパンスター賞/経済産業大臣賞を受賞。
2010年
2月
大阪に「デザインギャラリー」を開設。
5月
東京に「デザインギャラリー」を開設。
6月
「デイライト」の輸出用梱包が世界のパッケージコンテストでワールドスター賞を受賞。
10月
オルガテック2010に日本の専門家具メーカーとして初の単独出展。
スタッキングチェアの新たなグローバルスタンダードモデル
Tipo(ティーポ)
背・座・脚端に再生100%樹脂/メッシュを使用し、さらに廃棄する際は分解して分別回収を可能にしたリサイクルプログラムを採用した「Tipo」を発売。後に脚フレームが異なるシリーズやネスタブルバージョンも発売され、Tipoシリーズとして拡充。
11月
スタッキングチェア「ティーポ」が「グッドデザイン中小企業長官賞」を受賞。
2011年
1月
社長の島本迪彦が、日刊工業新聞社が主催する「優秀経営者顕彰」を受賞。
2012年
10月
2010年につづき「オルガテック2012」に連続出展。
11月
「AITイノベーション賞 オルガテック2012」 最優秀賞を受賞。
2014年
9月
「オルガテック2014」に出展。
2015年
1月
春日井工場に新棟を竣工。
3月
経済産業省中小企業庁より「がんばる中小企業・小規模事業者300社」に選定。
2016年
8月
デンマーク・Magnus Olesen(マグナス オルセン)社と提携し、同社コレクションの販売を開始。
10月
「オルガテック2016」に出展。
2017年
5月
社長の島本迪彦が「旭日双光章」を受章。
2018年
4月
中・四国営業所を広島県広島市へ移転。
10月
「オルガテック2018」に出展。AIT INNOVATION AWARDを受賞。
さらに進化したスタッキングチェア
X50
背・座に弾力性のあるエラストマー樹脂を採用し、快適性とメンテナンスを併せ持った「X50」を発売。また、脚フレームのパイプをプレスすることによってスタッキング時の高さを抑制し、50台スタッキングを実現(専用台車積載時)。
2019年
12月
創立80周年を迎える。
2020年
10月
経済産業省より地域未来牽引企業に選定される。
2024年
10月
島本迪彦が会長に、島本健司が社長に就任。