11SPACE QUEST 02KAMAKURA WOMEN’S UNIVERSITY JUNIOR & SENIOR HIGH SCHOOL3階・4階 図書室／書架を低く抑え、視線が通る図書室は、開放感あふれる明るい空間。6万5,000冊の蔵書は、分野ごとに専門書から文庫に至るまで幅広くカバーされている。中庭からの自然採光を生かした開放的な図書室は、富士山を正面に望む。書架、スツール：DECO・BOCOアクティブラーニングを促進する中核的な施設の一つが、東棟3 、４階に位置する図書室です。ガラス張りの室内は外から中の様子を見ることができ、入り口にはソファを中心に広いスペースが設けられ開放感を演出しています。書架は室内が見通せる高さに抑えられ、従来の閉鎖的な図書室のイメージを払拭しました。しかも、6万5,000冊の蔵書は大学並みの充実さです。これだけの蔵書を収めるには、書架を高くしたほうが効率的ですが、低く抑えたことで生徒が気軽に手に取りやすくなり、活用促進につながります。中庭を見渡しながら静かに集中して学習できる閲覧席、ガラス越しに廊下からの視線を受け、適度な緊張感のもとで勉強に集中できる自習室も整備されました。さらに、理科室や調理実習室など特別教室やラウンジと一体的につながっていることで、調べ学習や授業にも活用しやすくなっています。学習単元に合う資料を目立つ場所に配架するなど、司書との連携も進めており、各教科で事前の調べ学習が必要なタイミングでできることが期待できます。今後さらに授業との結び付きを深め、「図書館だより」による情報発信で活用を促進するなど、主体的な学びにつながる仕掛けを考えています。一般に生徒の読書量が多い学校、読書の内容が幅広いジャンルにわたる学校の学力は高いことがわかっています。新しく誕生した図書室が、生徒の好奇心を刺激し、読書を通して豊かな人間性を育むとともに、授業における活用を通して学力の向上につながっていくことを期待しています。６万5,000冊の蔵書が育む、知的好奇心と豊かな人間性
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