06宅でもキャンパスのどこでも学びを深めることが可能となるなど、学生の学び環境の支援も強化しています。新たな「都市型キャンパス」によって、身近になった地域との関わりを生かし、学生たちが幅広い体験と思考を身に付けることは、地域から学び、地域に貢献することの意味を体現することにつながります。本学は3つの大学と1つの高校、1つの幼稚園を擁する学校法人同朋学園の一員ですが、同朋学園の建学の精神は、「同朋(どうぼう)精神」であり、それを言い換えた「共なるいのち」を生きるというものです。それは、人と人との関わりを通して、よりよく生きる道を求めることを意味しています。私は学長に就任し、この「共なるいのち」という理念を「共鳴」という言葉で示しました。まさに音が響き合う共鳴のように、ものづくりとは人に共感を与え、人から共感を得ることで成り立つものです。新たなスタートを切ったこのフィールドから、学生たちが社会・地域と「共鳴」しながら、創作の力とともに人間力も磨き、新しい未来への一歩を踏み出してくれることを願っています。名古屋造形大学 名城公園キャンパス所在地:愛知県施主:学校法人同朋学園設計:株式会社山本理顕設計工場[上]1階 ホール/演奏会やメディアパフォーマンス、講演会などの各種イベントが開催できるホール。大講義や姉妹校である名古屋音楽大学のレッスンのほか、社会への発信を目指した公開講座、講演会などにも活用できる。イス:X50、テーブル:CTZ特注品[中左・中右]1・2階 図書館/約13万1千冊の各専門分野の資料を所蔵する図書館は、2層の書庫の周囲を書棚が取り囲む構造。カウンター席、テーブル席、ソファー席など学生の利用目的に合わせて使用することができる。イス・カウンターテーブル・ベンチ・テーブル:特注品[下]外観/1階から3階が「光と風をとおす」格子壁に囲まれた特徴的な意匠の外観。格子壁は耐震壁としても機能している。
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