SCENE110
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09SPACE QUEST 02IBARAKI CHRISTIAN EDUCATION COMMUNITY〈■城キリスト教学園中学校高等学校 新高校4号館〉 [上]1-2階 多目的ホール/AV機器 [下左]2階 学習スペース/イス:ペン、カウンターテーブル:造作家具 [下右]3階 学習スペース/イス:ペン、テーブル:DTN、カウンターテーブル:造作家具、ベンチ:造作家具学園創設の地、シオンの丘に建つ「高校4号館」は、4階まで続く階段の壁面をイチョウの木々の移ろいで表現し、階を上がるにつれて深い緑になっていきます。中でも特徴的な施設となるのが、丘の傾斜に合わせて外階段と同じステップを設けた「階段型多目的ホール」です。中高生のコーラスやブラスバンド部の演奏会に活用したり、高校生が研究テーマを決めて課題に取り組む「探究の時間」のプレゼンテーションや、地域で活躍する起業家、研究者を招いた講演会の会場など多様な活用がなされています。大学生には経済界の重鎮などの講演を聴く機会を設けていますが、階段型多目的ホールができたことで、今後は高校生にも社会人と交流できる機会を増やしていきたいと考えます。ほかにもコロナ対策として換気設備を完備し、各階にウォーターサーバーを設置して各自が水筒に水を入れて利用できるようになりました。また、高校ではコロナ禍が始まる数年前から各自1台のタブレットを支給し、ICT教育を推進してきました。その成果として、突然の全国一斉休校の際も混乱することなく、時間割どおりリモート授業を実施しています。こうしたICT活用の定着を受け、新校舎の教室の机は天板の幅・奥行きが従来使用していたものより広いものを採用し、授業中に教科書、ノートだけでなくタブレットも置けるスペースを確保しています。また、イスは動かしやすい軽量のものを採用し、教室の壁面をホワイトボードにすることで主体的な学びを支援しています。教室外にもラーニングエリアを設け、窓外の森に癒されながら自主学習や仲間との議論を深める場としました。高校時代からアクティブラーニングを進めることで、主体性や行動力の養成を目指すものです。一方、「大学1号館」も全館ICT・BYOD対応とし、アクティブラーニングを実践できる講義室や演習室が備わっています。そして、最上階には40mの全面ガラスの開放的な「グローカルラウンジ」を設置。ネイティブの先生が常駐し、留学生と学生たちが日本語を使わないでコミュニケーションする「多言語学習エリア」、海を望む窓際にはUSBコンセント完備のカウンター地域とのつながりを深め、主体的な学びを展開

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