SCENE111

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10ツパートナー契約を締結した、株式会社酉島製作所と太陽ファルマテック株式会社の名を冠し、「トリシマホール」「太陽ファルマテックホール」と命名されました。メインとなる1,505席の大ホール「トリシマホール」は、プロの公演にも対応できる高機能ホールです。設計にあたってはオリジナリティのある内装を依頼し、その結果、スギ材のキューブを張り巡らせた迫力ある壁面が完成しました。デザインだけでなく音響面でも高い効果を発揮する設計になっているとのことで、今までかなわなかった歌舞伎、ミュージカル、バレエなど本格的な催しの招致ができることに期待を膨らませています。お客さまのクレーム原因になりやすいホールイスの座り心地も実際に座って試させてもらい、来場者からも非常に高い評価をいただきました。205席の小ホール「太陽ファルマテックホール」は、小規模コンサートや舞台公演の活用を想定しています。大ホールの内装とは異なり木の壁面に囲まれた空間に、サイドバルコニー越しの庭のグリーンが美しく映え、夜はライトアップにより昼とは異なる雰囲気を醸し出してくれます。［左］トリシマホール／壁面を覆うスギ材のキューブが、強い個性を放つと同時に高い音響効果を実現。　［右上］1階 ホワイエ／ベンチ：特注品〈Photo：Akira Ito・aifoto〉［右下］2階 ホワイエ／ベンチ：特注品さらに、第3のホールとして位置付けたのが、当市初の演劇・ダンス公演に特化した「大スタジオ」です。これに加え10室もの中小スタジオを設置しているのが当施設の大きな特長であり、市民の活動が活発な当市を象徴しています。中小スタジオは防振床を備えたダンス練習用や、楽器練習用の防音スタジオなど、用途に合わせた機能を備えており、市民の多様な芸術文化活動を支援します。また、エントランスの一角にはNY発祥のカフェ＆ベーカリーが出店し、おしゃれな憩いの場となります。休館日もエントランスを開放し、授乳室、トイレはいつでも自由に利用いただけます。これにより、芸術文化に敷居の高さを感じている若い方も、気軽に立ち寄ってもらい、興味を持っていただけることを期待しています。やがて舞台公演の鑑賞やさまざまな取り組みが幅広い世代の皆さんの日常に浸透し、活力ある地域社会の実現につなげていきたいと思います。