SCENE111

6/36

05SPACE QUEST 01KANTO GAKUIN UNIVERSITY YOKOHAMA/KANNAI CAMPUS地上17階、地下1階の都市型高層キャンパスは、学部ごとにフロアを設けるのを止め、分野横断的な交流を促しています。教員にとっても隣室に異なる学部の教員がいることで、新鮮な刺激を受けながら新たな教育・研究を育てる環境が整いました。学生、教員、さらに他キャンパスの学生たちも集い、自由闊達な雰囲気の中で交流と学びを深めることが期待できます。一方、教室の家具の選定にあたっては、従来、業者に一任するのが慣例でしたが、今回は教員の意見も反映させながら、さまざまな要求に応えてもらっています。選定の際、最も重視したのが「機能性」でした。近年はデザイン性に優れた家具が数多く登場していますが、学生が長時間集中して聴講できる機能と利便性を備えたイスやデスクであることが何より重要だと考えるからです。例えば大教室の固定イスは、座収納時は広い通路幅が確保でき、横歩きの姿勢になることなく無理なく通り抜けられます。しかも、収納時の座はカバンなどを置くことができる角度に設定されているので、隣席が空席の場合は利用できま7階 フォレストテラス／学生の憩いの場となる7階のフォレストテラスには、キリスト教の精神に基づく教育を行ってきた関東学院大学のキャンパスらしく、緑に囲まれたチャペルが設置されている。す。デスクに設置したACコンセントも使用しやすい位置を担当者が確認しながら、差込口の角度までこだわって決めました。これらは学生からも好評を得ており、講義室の主人公である学［上］［下左］［下右］地下1階 BACON Books & cafe／「知は力なり」で知られた哲学者フランシス・ベーコンにちなんで名付けられたブックカフェ。株式会社有隣堂の協力のもと、大学と書店の連携により生まれた施設。イス、テーブル、サイドテーブル、スツール、ソファ多様な人が学び、交流する「知の拠点」へ