061階 Nathan-Coffee 1884/イス、テーブル、丸テーブル、スツール、ソファ生から太鼓判を得たことで、改めてユーザー本位の選択ができたことに満足しています。さらに、「横浜・関内キャンパス」の大きな特長となるのが、「オープンナレッジポート」というコンセプトが示すとおり、市民、企業人、起業家などさまざまな人が集い、交流できる「知の拠点」として開かれていることです。このコンセプトを具現化した施設が、下層階に配置したコワーキング・スペースやマッチングオフィス、ブックカフェ、デジタル図書館などです。4階のコワーキング・スペースの同フロアにはマッチングオフィスが併設されており、異なる職業や仕事を持つ利用者たちがオフィス環境を共有し交流できます。コワーキング・スペースで作業をしている人が、大学の研究者と企業、自治体をつなぐマッチングオフィスで出会い、交流を通して起業につながるような動きが生まれるのを大いに期待しています。学生にとっても身近にビジネスパーソン、起業家がいるのはどれほどの刺激になることでしょう。加えて本学は近隣の高校と協定を結び、高校生がこのキャンパスを利用できるようにしました。学びへのモチベーションが高い高校生を目の当たりにするのも、学生には良い刺激になるのではないでしょうか。地下1階にはブックカフェ「BACON Books&cafe」があり、店名にちなんだこだわりのベーコン料理の提供とともに、古典的な名著から話題の文芸書まで約5,600冊の書籍をラインアップ。学生だけでなく市民も利用できる文化の知的空間となっています。また、5階にはデジタル図書と約12,000冊の蔵書を閲覧できるデジタル図書館を設置し、市民も利用が可能。学生には7、8階のラーニングコモンズに置いた書籍もアプリを介して貸し出しができるようにしました。さらに、2、3階を吹き抜けにした最大654名の収容が可能な多目的ホール「テンネー記念ホール」は、講演会やコンサートなど多彩な催しに活用でき、市民への貸し出しも予定しています。「横浜・関内キャンパス」の誕生は、本学の教育をさらに進化・深化させる新たな挑戦の始まりを意味します。市民の皆さまにとっても開かれた「知の拠点」として、共に社会の課題に向き合い、未来を拓くためのベースキャンプとなることを願っています。関東学院大学 横浜・関内キャンパス所在地:神奈川県施主:学校法人関東学院設計:株式会社 東畑建築事務所
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