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03SPACE QUEST 01INTERNATIONAL CHRISTIAN UNIVERSITY TROYER MEMORIAL ARTS AND SCIENCES HALL1階 Hub Central/人と人とのつながりを創出し、学問分野を超えた教育・研究を促進する象徴的な場として設置。 [上]スタジアムベンチ:特注品、ベンチ:特注品 [下左]ベンチ、テーブル、サイドテーブル [下右]ハイチェア、テーブル:特注品、スツール2023年4月に使用を開始したこの建物は、著名な教育学者として本学の大学構想に貢献された故モーリス・トロイヤー博士の名を冠し、「トロイヤー記念アーツ・サイエンス館」と命名されました。Scienceの語源はラテン語の (知る)。そこには、人間と世界を理解したい、知りたいという情熱があります。その情熱が形となるように、リベラルアーツはアートを大切にします。まだ語られていないもの、気づかれていないものを認識可能な存在へと変形させるアート(技術・芸術・学術)。ICUのリベラルアーツは、そのアートとサイエンスの協働、そして、「自然科学」、「社会科学」、「人文科学」の協働でもあります。新校舎の名称はリベラルアーツの学びを深めるための新たなフィールドであることを表現したものです。4階建ての建物には、理学館にある自然科学系の研究室と実験室などの設備・機能の全てと、人文・社会科学系の5つの研究所および事務部署の一部が移転。新たに300人が収容できる本学最大規模の大教室と、180人規模の大教室が4室設置されました。これらは全学生が授業や講演会などで活用するものです。今まで理学館にあった大教室は、主に自然科学系の学生・教員の活用が中心でしたが、今後は人文科学、社会科学系の学生・教員を含め、あらゆる学生の活動が新校舎で展開されることになります。その中心となるのが「ハブ・セントラル(Hub Central)」と「クアドラングル(Quadrangle)」です。1階のハブ・セントラルは各所にソファ、イス、テーブルが設置され、授業や研究の合間に学生・教員の憩いの場となるカフェや、グループワークや展示などができるオープンスペースを併せ持った空間です。リベラルアーツから生まれる知の回路から、多様な価値を創出

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