04所在地:京都府施主:学校法人京都産業大学設計:株式会社 類設計室[上左]H棟 共用リビング/各共用リビングにはアイランドキッチンと冷蔵庫があり、寮生がくつろぎ交流できる空間として活用できる。イス、テーブル:DTN、ソファ、ローテーブル[上右]J棟 共用リビング/イス、テーブル:DTN、ソファ、ローテーブル [下左]食堂棟 2階 廊下/ソファ、テーブル、フェイクグリーン [下右]建物の間の空間に整備された中庭にはベンチが置かれ、寮生同士の語らいの場となっている。ご家族が心配される安心・安全面については、不審者の侵入防止に万全を期し、擁壁やフェンス、監視カメラ等で外部からの侵入を防ぐとともに、追分棟(男子棟)と葵棟(女子棟)および各ユニットの出入りは全て顔認証によるセキュリティシステムを導入。学生寮担当職員と24時間常駐の管理人により学生の様子を見守る体制を整えています。さらに、防災強化として防災機能のある公園や豪雨時の河川氾濫を抑制する雨水貯留槽を設置し、地域の安心・安全にも配慮。災害時には食堂を地域の一時避難場所として解放するとともに、日常の防災訓練や清掃など地域住民との共同作業の時間を設けることで、地域と共存することの大切さを学ぶ機会としています。寮施設内には地域の集会所として利用できる洋室も整備しており、寮生が地域の子どもたちに勉強を教えたり、地域の方々と直接触れ合う場として活用するなど、寮生が地域住民とつながり地域貢献の意義を学ぶことができます。長い人生の中で共同生活ができる経験は学生時代を除いてほとんどありません。この貴重な機会を教育の機会に変えるのは、私たち教育者の責務だと考えます。現在、本学の卒寮生は11,000人に及び、多くのOB・OGたちが当時を懐かしんで集い、寮生との交流も図られています。京都産業大学の「産業」とは、新しい業(わざ)をむすび、産み出すこと。本山寮で大学生活の一歩を踏み出した学生たちが、寮生活を通して互いに切磋琢磨しながら豊かな人間性を養い、社会で求められる人間力を培って、「むすび、うみだす」人になってくれることを大いに期待しています。京都産業大学 本山寮「教育寮」で得たものを生かし、「むすび、うみだす」人へ
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