101階 食堂/カウンター席やソファ席、テラス席など用途に合わせて選べる多様な席を用意。カウンターテーブルにはACコンセントも設置されている。 [上左]イス:ティーポ、テーブル:DTN、カウンターテーブル [上右]イス:ティーポ、テーブル:DTN、PB-79B02特注品、ソファ:ロフティ特注品 [下左]イス:ティーポ 、テーブル:DTN [下右]テラス/屋外用イス、屋外用テーブル所在地:大阪府施主:学校法人四條畷学園交流の場として内外の学園関係者の利用も想定したリニューアルです。4階の音楽教室に通う児童の保護者が1階の食堂で交流したり、1階でイベント関連の本を紹介し、2階の図書館で借りてもらうといった、枠を超えた「学園のハブ」となる「コミュニティラウンジ」としての役割を担っていきます。図書館と連動する明るく開放的な空間には、カウンター席やファミリーレストランのようなソファ席、中庭の若草庭園を望むテラス席など、用途に合わせて選べる多様な席を設置。音響設備やモニター、スクリーン、プロジェクターも導入し、さまざまなイベントに対応することで、外に開かれた拠点として学園内外の関係者とのつながりを深めるきっかけづくりにも活用できるようにしました。そのためイスの選定にあたっては、デザイン性だけでなく長時間座っても疲れにくいことを重視し、職員でサンプルを試して投票で採用。テーブルには荷物掛けが付くなど機能性にも配慮し、快適な時間を過ごせる工夫を凝らしています。以前、食堂の課題であった食券の手売りによる混雑や、食事の受け取りの流れの改善はキャッシュレス対応の券売機や設備の刷新で見直しました。さらに、ランチ時間外での利用も念頭に置いたコンセントの増設やユニバーサルトイレ、授乳室の設置を実施しました。幅広い時間の利用が可能になったことで、オープン直後から教員同士の打合せや生徒たちの放課後の学習や交流の場として利用されるなど、今までになかった賑わいが生まれる空間となりました。今回リニューアルした図書館と食堂はいずれも本学園の共用施設「総合ホール」にあります。食堂が「学園のハブ」として機能することで、「総合ホール」自体がさまざまな機能や人(学園生、保護者、教職員、卒業生、地域住民)による“出会いのスパーク”が起こる「総合学園」の象徴となることを期待しています。これからの社会はこれまで以上に変化の激しい、厳しい時代が到来するものと予想されます。その中でしっかり自分の足で立ち、他と協調しながら、自分の将来を切り開いていくことができる自立・自律性を備えた人として本学園から巣立ってもらえるよう、「学ぶ喜びをずっと。」を次代にも継承していきたいと思います。四條畷学園 総合ホール
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