TECHNICAL GUIDE講義室テクニカルガイド −平面設計−
直配列
直配列は最も効率良く収容人数を確保できる合理的な配列方法です。ここでは一般的な各部の寸法をご紹介します。
❶教卓から前列机まで600mm以上
❷教壇から前列机まで約600mm以上
❸教壇奥行900mm〜1,200mm
❹壁から前列机まで約1,500mm以上
❺中通路幅600mm以上
❻側通路幅300mm〜400mm
❼後壁から椅子まで約500mm
※❻通路寸法300〜400mmは、横向きで通り抜け出来る寸法です。500mmあれば余裕ができます。
※⓫扉などがある場合は、机・椅子に干渉しないように通路寸法または連結数を調整してください。
前方通路タイプ
後方通路タイプ
連結数
連結数は前後間隔や、商品などの条件にもよりますが、一連が大教室で最大9人程度、中教室で7人程度、小教室は3〜5人連程度で考えます。試験での利用を考えると奇数の連結をお奨めします。
黒板を見る角度
黒板の端部を見る上で最も不利な位置は、最前列の両端の座席です。極端に間口の広い教室や、黒板と最前列机の距離が短かすぎると、図中Aの角度が小さくなり、黒板を浅い角度で見ることになります。収容人員にも関わることなので、計画の初期段階で配慮が必要です。
斜め配列
教師や黒板を見る際、教室の壁や窓に近い位置でも無理な姿勢にならないよう、机イスを斜めに配列することができます。下図は、前方通路タイプと後方通路タイプを同一条件で比較したものです。(1人当りの専有幅:600mm、天板奥行:400mm)
前方通路タイプ
後方通路タイプ
円弧配列
全ての生徒の視線が円弧の中心に向かうレイアウトです。段床と併せて計画すると、緊張感と求心力のある空間づくりができます。 諸条件を総合的に検討・判断して、最適なレイアウトをご提案します。